バスケットボールBリーグ1部(B1)の北海道は28日、プロ野球日本ハムの本拠地エスコンフィールド北海道(北広島市)で三河戦を開催した。野球場でのBリーグ公式戦は初めてで、入場者数はリーグ史上最多となる1万9462人を記録。北海道の折茂武彦社長は「大きなチャレンジの一つだった。バスケット界に新しい風を吹き込めた」と話した。試合は北海道が69―86で敗れた。
コートは球場の内野部分に設置され、得点のたびに大きな歓声と拍手が響いた。いつもと違う雰囲気での試合に、北海道の小野寺龍太郎監督は「見たことのない景色だった。泣きそうになるくらい感動した」と話し、主将の島谷怜も「大勢の前でプレーできることは幸せ」と感慨に浸った。
外野エリアでは、子どもたちが芝生の上でキャッチボールを楽しみ、コンコースでもバスケ3人制などのイベントを実施した。スタンドから観戦した札幌市の50代男性は「意外と試合が見やすかった。またやってほしい」と満足そうだった。