中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)の日本法人は10日、千葉市の幕張メッセで開催された展示会「東京オートサロン」で、日本市場に今年、4車種目となるスポーツタイプ多目的車(SUV)「シーライオン7」を投入すると発表した。
BYDは、EVの世界販売台数で米テスラと首位を争っている。世界最大の中国市場では値下げ競争が激化しているほか、欧米が中国製EVに追加関税を課して包囲網を敷いており、事業環境は厳しさを増している。日本や東南アジア、南米などで販売を強化して成長加速を目指している。
24年の日本での販売台数は前年比53.7%増の2223台だった。(共同)