大相撲初場所(12日初日・両国国技館)で横綱昇進を目指す大関琴桜は10日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で相撲を取らず、四股などで最終調整に努めた。初日、2日目の取組発表前に取材に応じ「目の前の一番をしっかりやっていく。誰が相手とかは関係ない。自分の相撲を取るだけ」と表情を引き締めた。
先場所の琴桜は14勝1敗で初優勝。今場所前は初日で対戦する隆の勝とも番数をこなすなど、順調に稽古を積んできた。初の綱とり場所に向け「いまさら意識しても仕方がない」と気負いなく話した。
父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「体の張りもいい。いい相撲を取れば、結果は自然とついてくる」と期待を寄せた。