岩屋毅外相は10日の記者会見で、13~16日の日程で韓国、フィリピン、パラオの3カ国を訪問すると発表した。韓国では趙兌烈外相と会談する。多国間協力に後ろ向きとされるトランプ次期米大統領の就任を控え、安全保障分野などで連携する日米韓、日米比の枠組みの重要性を確認するとみられる。
岩屋氏は訪韓に関し「北朝鮮への対応も含め、引き続き日韓、日米韓の緊密な連携を確認したい」と強調。混乱が続く韓国の内政について「重大な関心を持ち注視していく」と語った。今年は日韓国交正常化60周年の節目に当たるため、交流事業についても意見交換する。