【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は10日、日米欧の先進7カ国(G7)が合意したロシアの凍結資産を活用する支援で、ウクライナへの融資を始めたと発表した。第1弾として30億ユーロ(約4900億円)を支払った。EUは段階的に融資を続け、最終的にはG7全体の4割に当たる約181億ユーロを担う予定だ。
G7の支援は、ロシアの凍結資産から生じる運用益を返済原資として見込み、各国がウクライナに融資する。ウクライナは防衛や復興に資金を活用する。
フォンデアライエン欧州委員長は声明で「ウクライナに、自由のために戦い続けることができる資金力を提供する」と表明した。