【ニューヨーク共同】休場明け10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、休場前の8日と比べて696.75ドル安の4万1938.45ドルで取引を終えた。朝方発表の米雇用統計が好調だったことで米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退し、売り注文が拡大。8日終値からの下げ幅は一時750ドルを超えた。
米労働省が10日発表した12月の雇用統計は、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数の増加幅が市場予想を上回った。失業率も改善し、底堅い労働市場を背景にFRBが当面、利下げを見送るとの見方が強まった。結果を受けて米長期金利が上昇したことも投資家心理を冷やした。