【ニューヨーク共同】トランプ次期米大統領は10日、不倫口止めに絡む事件を巡り、ニューヨーク州地裁での一審を終えた。裁判では一貫して政治的迫害だと訴え、最後の発言機会でも「米国民は私に投票した」と反発。有罪評決を維持した判事には無表情を貫いた。
トランプ氏は赤地に白のストライプが入ったネクタイを身につけ、濃紺のスーツ姿。背後に星条旗を掲げて隣に弁護人を座らせ、フロリダ州からオンライン出廷した。州地裁で冒頭、カメラマンらが入廷してトランプ氏が映るモニターを撮影すると、カメラに向けて指をさして応じた。
「政治的な魔女狩りで私の評判を下げようとしたが、選挙に負けなかった」と語った。