【モスクワ共同】ベラルーシで昨年7月にスパイ活動容疑で拘束された50代の日本人男性の初公判が10日、首都ミンスクの裁判所で、非公開で行われた。在ベラルーシ日本大使館が明らかにした。スパイ活動罪の法定刑は懲役3~7年で、罰金が科されることもある。
日本大使館は裁判を傍聴できるよう当局に要請していたが、認められなかったといい「今後も邦人保護の観点から適切に対応していく」としている。
男性は中西雅敏さんで、国立大付属の教育機関で日本語教師として働いていた。ベラルーシ・ウクライナ国境地帯の写真を6年間で9千枚以上撮影し、日本に送ったなどとして、昨年7月に拘束された。