【カイロ共同】準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との戦闘を続けるアフリカ北東部スーダンの国軍は11日、RSFの勢力下にあった中部ジャジーラ州の州都ワドマダニに進攻したと発表した。RSFは11日、ワドマダニを失ったと表明した。RSFはワドマダニを取り戻す考えを示しており、戦闘激化につながる可能性もある。
国軍とRSFの戦闘は2023年4月に開始。ロイター通信によると、RSFは同年12月に要衝のワドマダニを掌握した。
米政府は23年12月、スーダン国軍とRSFの双方が戦争犯罪をしたと判断。今年1月7日には、RSFが特定の民族を対象にジェノサイド(大量虐殺)をしたと断定した。