夏の参院選鹿児島選挙区(改選数1)を巡り、引退表明した自民党の尾辻秀久前参院議長の三女朋実氏(43)が12日、共同通信の取材に無所属で立候補すると表明した。取材に「父の背中を見て政治の大切さを知った。社会保障政策に取り組みたい」と語った。立憲民主党鹿児島県連が近く、朋実氏の推薦を党本部に申請する方針も判明した。
自民県連は、尾辻前議長の引退表明を受けて候補者を公募。朋実氏も応募したが選ばれず、自民は元職園田修光氏(67)の擁立を決めた。立民県連は党本部から朋実氏の推薦を得た後、国民民主、社民両党に共闘を呼びかける見通し。
朋実氏は鹿児島市出身で、秀久氏の秘書を務めている。