長崎で活動する被爆者4団体は12日、昨年12月の日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞を祝う会を長崎市のホテルで開いた。ノルウェーで行われた授賞式に出席した被団協の田中重光代表委員(長崎原爆被災者協議会会長)は「全ての被爆者、核廃絶運動に取り組む方と一緒にもらった賞だ」と感謝の言葉を述べた。
被団協は1956年8月に結成。田中さんは「68年間活動してきたが、まだまだ核兵器(の恐ろしさ)について知らない国、人がたくさんいる」とし、被爆80年を迎える今夏に向け活動を強化する意思も示した。