全国の高校生らが新規事業のアイデアを競うコンテスト「ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)の最終審査会が12日、東京都内で開かれた。書類選考を通過した10校が企画内容をプレゼンし、宮城県農業高校のチームがグランプリに選ばれた。稲作の新たな栽培方法と肥料を全国の農家に提供するプランを発案した。
宮城県農業高は、すぐに効き目が出ない肥料を用いると、稲の根の成長が促されることを実証実験で明らかにした。この栽培法は肥料にかかる費用を8割、人件費も大幅に減らせるという。同高3年の星碧虎さん(18)は「この方法が他の作物にも応用できるかどうか検証したい」と話した。