【カイロ共同】アサド政権が崩壊したシリアへの支援を話し合う国際会議が12日、サウジアラビアの首都リヤドで開かれた。中東諸国や英国、ドイツの外相、欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表らが参加した。サウジのファイサル外相はシリア支援拡大のため、EUなどが科す対シリア制裁の解除を呼びかけた。
会議には、過激派「シリア解放機構(HTS)」が主導するシリア暫定政府のシェイバニ外相も出席した。ロイター通信によると、カラス氏は会議に先立ち、EUによる制裁解除の是非を検討する協議を27日に開くと明らかにした。