【ローマ共同】イタリアのアパレル大手ベネトンの広告キャンペーンを手がけたことで知られる写真家オリビエーロ・トスカーニさんが13日、イタリア中部トスカーナ州の病院で死去した。82歳だった。詳しい死因は明らかになっていないが、闘病中だった。ANSA通信が報じた。
1942年、北部ミラノ生まれ。スイス・チューリヒで写真を学んだ。80年代からベネトンの広告キャンペーンを担当。エイズや人種差別問題などをテーマに刺激的な広告を発表し、世界的に有名になった。米国の死刑囚の写真を使った広告が物議を醸し、2000年にベネトンを一時去った。