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米国防長官候補、醜聞を否定 議会、資質への疑問視が相次ぐ

共同通信 2025年1月15日 10時36分

 【ワシントン共同】米共和党のトランプ次期大統領が国防長官候補に指名したヘグセス氏は14日、人事の承認に向けた上院軍事委員会の公聴会で、性的暴行疑惑や業務中の過剰飲酒疑惑を繰り返し問われ、いずれも「匿名の誹謗中傷だ」と否定した。民主党議員からはヘグセス氏の資質を疑問視する意見が相次いだ。

 ヘグセス氏を皮切りに、20日に発足するトランプ次期政権の閣僚や高官の承認プロセスが本格化する。上院で過半数を握る共和党は迅速な承認を目指すが、共和党内でも複数の候補の人選に疑問が呈されており、承認は難航も予想される。

 ヘグセス氏は女性兵を戦闘から排除すべきだと過去に主張したことを追及され「女性は戦場で素晴らしい貢献をしている」と弁明。女性を含めた米兵を公平に扱うとする一方で「DEI(多様性・公平性・包括性)政策が軍を分断し、実力主義をなおざりにしている」とも発言した。

 インド太平洋地域での中国の影響力拡大を抑止するため「同盟・友好国と共に取り組む」と訴えた。

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