【ニューヨーク共同】タレントの中居正広さんが週刊誌で女性とのトラブルが報じられた問題に絡み、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツとその関連会社は14日、フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスに対し第三者委員会での調査や信頼回復を求める書簡を送付したことを明らかにした。
ダルトンは物言う株主として知られ、グループでフジの株式を7％超保有しているという。
一部週刊誌はトラブルが生じた食事会の設定にフジテレビ社員が関わったと報道。フジテレビは「一切関与しておりません」と否定するコメントを発表した。
書簡では一連のフジの対応について「コーポレートガバナンス（企業統治）に重大な欠陥があることを露呈している」と指摘。「視聴者やスポンサーからの信頼を維持することは、会社の持続的な成長を維持するための不可欠な要素だ」と強調し、外部専門家による第三者委員会を設置し事実関係を調査することや、再発防止策の策定などを求めた。