鹿児島県・奄美大島での2024年のウミガメの産卵は計289回で、調査を始めた12年以降では昨年に次ぐ少なさだったことが、民間研究者らでつくる奄美海洋生物研究会の調査で分かった。最多だった12年の千回超から大幅に減っており、同研究会は調査継続と中長期的分析が必要としている。
調査によると、内訳はアカウミガメが23年より1回多い47回、アオウミガメも49回多い206回、種不明は36回だった。アカウミガメは13年の663回をピークに減少傾向がみられ、低い水準で推移。アオウミガメは安定的に推移していた。