JR北海道は16日、釧網線の釧路―標茶間で、蒸気機関車が引く観光列車「SL冬の湿原号」の運行が18日から始まるのを前に、自治体や報道関係者向けの試乗会を開いた。今年は運行開始25周年を記念したヘッドマークを装着し、白煙をたなびかせながら雪の積もる釧路湿原を疾走した。3月23日まで週末を中心に1日1往復する。
列車を見るため、子ども4人と線路沿いに来ていた釧路市の主婦渡部美穂さん(38)は「汽笛が響くと雰囲気があって良い」と喜んだ。
同社によると、丸い形のだるまストーブを設置した車両もあり、車内販売のするめなどをあぶることができる。全席指定で、インターネットなどで購入できる。