2016年の米大統領選後、第1次トランプ政権の政権移行チームで政策立案の責任者を務めたアド・マチダ氏は16日、東京都内で共同通信の取材に応じ、石破茂首相の関係者に対し、トランプ次期大統領との初の首脳会談を急ぐ必要はないと助言したと明らかにした。「入念な準備をして臨むべきだ」と説明した。
故安倍晋三元首相は16年大統領選でトランプ氏が勝利した後、他国の首脳に先駆けて会談し、関係構築につなげた。マチダ氏は「今回はトランプ氏が日本に求めることがある程度分かっている」とし、在日米軍駐留経費や貿易などについて論点を整理してから会談する方が有効だと指摘した。（共同）