4月開幕の大阪・関西万博の参加国を集めた国際会議は16日、兵庫県姫路市で2日間の日程を終えた。各国からは、来場日時を原則事前予約制とする入場券購入の手続きが複雑だとして、改善を求める声が上がった。入場券販売が伸び悩む一因とみられており、巻き返しへてこ入れが求められそうだ。
日本国際博覧会協会は入場券の販売目標を2300万枚に設定。うち1400万枚は前売り券で賄う予定だが、8日時点で売れたのは751万枚にとどまっている。「並ばない万博」を目指し、インターネットを通じた事前予約制を導入した一方、購入手続きの複雑さやパビリオンのPR不足などが響き、販売が低迷しているとの指摘がある。