核兵器廃絶を目指す国内外の都市でつくる非政府組織(NGO)「平和首長会議」の第12回国内加盟都市会議総会が16日、東京都武蔵野市で開幕した。平和首長会議の会長を務める広島市の松井一実市長は「市民レベルで平和の連帯を強化し、為政者を巻き込みたい」と述べた。17日まで開かれ、戦争体験の継承や被爆80年に向けた取り組みを議論する。
松井氏は「原爆や戦争を経験した人々の思いを単なる体験談では終わらせず、平和の実現に向けた市民の心のよりどころにしたい」と述べた。
平和首長会議は1982年、当時の荒木武広島市長(故人)が国連で呼びかけたのを機に発足した。