東京都台東区の夫婦が、不凍液に含まれる有害物質を摂取させ次女と夫の両親や姉を殺害した疑いで逮捕された事件で、警視庁は17日、両親と姉の保険金約2600万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で、いずれも元会社役員の細谷健一容疑者(43)と妻志保容疑者(38)を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、再逮捕容疑は、3人が病死したと偽り、保険会社から保険金を詐取した疑い。保険金は健一容疑者の口座に振り込まれていた。
警視庁は家族間で会社経営などを巡るトラブルがあったとみている。不凍液に含まれる有害物質「エチレングリコール」の購入歴が複数回確認された。