阪神大震災発生から30年を迎えた17日、東日本大震災で被災した三陸鉄道の宮古駅(岩手県宮古市)で追悼式が開かれた。参加者は「神戸の復興があったから自分たちも頑張ろうという気持ちになれた。神戸からの支援のおかげで今がある」と話した。その後、犠牲者に思いをはせる特別列車「三陸・神戸絆号」が同駅を出発した。
駅前広場には早朝から追悼のキャンドルがともされ、午前5時46分に参加者らが黙とうをささげた。駅では式の参加者に、特別列車に掲示されたものと同じ「三陸・神戸絆」のポスターに手書きのメッセージを募った。後日神戸に届けるという。