17日午前の東京外国為替市場の円相場は、対ドルで上昇し、一時1ドル=154円台後半を付けた。昨年12月以来、約1カ月ぶりの円高ドル安水準となった。
午前10時現在は前日比1円00銭円高ドル安の1ドル=155円18~19銭。ユーロは92銭円高ユーロ安の1ユーロ=159円90~94銭。
来週の金融政策決定会合で日銀が利上げを決めるとの観測が市場で強まり、日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りが広がった。
市場では「トランプ次期米大統領の就任式が無風で終われば、日銀が利上げするとの見方が高まっている」(外為ブローカー)との声が出た。