【北京共同】中国国家統計局は17日、2024年末の中国の総人口(台湾や香港、マカオを除く)が前年末と比べ139万人減り、14億828万人になったと発表した。減少は3年連続。出生率は前年を上回ったものの、65歳以上が総人口に占める割合が15.6%と前年より0.2ポイント増え、高齢化が進んだ。
習近平指導部は16年に「一人っ子政策」を廃止し、21年に産児制限を事実上撤廃したが、少子高齢化は食い止められず、中国の総人口は22年末に61年ぶりに減少に転じた。
24年の出生数は954万人で、前年より52万人増えたが、1千万人を下回る低水準が続いた。