核兵器廃絶を目指す国内外の都市でつくる非政府組織(NGO)「平和首長会議」の国内加盟都市会議総会の2日目が17日、東京都武蔵野市で開かれ、日本政府に一刻も早く核兵器禁止条約に参加し、核廃絶へ尽力するよう求める要請を採択した。加盟都市が平和への取り組みを共有し、被爆80年の節目に向けた活動を議論した。
各都市が若い世代に向け、戦争被害を実感し平和尊重の意識を高める平和学習に取り組むとの申し合わせも採択。被爆80年の取り組みとして、米NYの国連本部や東京都渋谷区の国連大学で平和や原爆に関する展示を開催するとした。
平和首長会議には166カ国・地域の8466都市が加盟している。