タレント中居正広さん(52)の女性とのトラブルを巡り、週刊誌で社員の関与が報じられたフジテレビの港浩一社長が17日、定例記者会見を開いた。港社長は「多大なご心配、ご迷惑をおかけし、説明ができていなかったことをおわびします」と謝罪し、今後、第三者の弁護士を中心とした調査委員会を立ち上げると発表した。昨年12月の週刊誌報道以降、同局が会見を開くのは初めて。
港社長はトラブルについて、23年6月に「女性の様子の変化に気付いた社員が声をかけた」ことをきっかけに把握し、中居さんからも話を聞いたと明らかにした。女性が社員であるかどうかは答えなかったが、専門医と共に女性の心身の回復とプライバシー保護を最優先に対応し「極めて秘匿性の高い事案と判断した」と説明した。
会見ではトラブル把握後の会社の対応に関する質問が相次いだが、港社長は調査を理由に回答を控えた。調査委員会では一連の週刊誌報道について調べ、港社長自身も調査対象になると述べた。
調査担当弁護士は明らかにしなかったが、独立性は担保すると主張した。