年末年始の12月29日~1月3日に全国で発生した山岳遭難件数は前年同期比22件増の52件、遭難者数は35人増の67人だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。いずれも統計が残る2003年以降最多で、警察庁の担当者は「携帯電話など連絡手段の確保と予備バッテリーなどの準備をしっかりして入山してほしい」と注意を呼びかけている。
死者は2人減の4人、行方不明者は1人増の3人、負傷者は6人増の17人だった。遭難者で登山届の提出が確認できたのは7人。入山目的は登山が37人と大半を占めた。
発生件数の都道府県別では、兵庫が6件で最多。長野5件、北海道4件で続いた。