大樹生命保険は17日、埼玉支社三郷営業部(埼玉県三郷市)で勤務していた営業職員が、顧客の金をだまし取っていたと発表した。被害者は3人で、計約751万円。うち651万円は返済した。職員が担当していた別の顧客十数人からも同様の相談が寄せられており、被害が拡大する可能性がある。昨年11月に発覚し、職員は懲戒解雇された。
職員は虚偽の説明をして解約させた保険の返戻金や、架空の投資勧誘で顧客から預かった金を自身の銀行口座などに振り込ませていた。
大樹生命は「コンプライアンス体制の一層の強化に努める」とコメントした。警察にも情報提供し、状況把握を急ぐ。