広島の新井貴浩監督が18日、和歌山県高野町の高野山清浄心院で護摩行に臨んだ。燃えさかる炎の熱さに耐えながら約2時間、経を唱え「(4位だった)昨年の悔しさを思い出しながら火と向き合った」と語った。
昨季は首位で迎えた9月に球団史上最多の月間20敗を喫して失速。当時を思い返し「広島優勝、心願成就」と何度も声を発した。
毎年恒例にしている苦行について「本当に逃げたいが、逃げると自分が駄目になってしまいそう」と話す。キャッチフレーズに「遮二無二」を掲げた新シーズンへ「脇目も振らず優勝に向かって突き進みたい」と、かれた声で決意表明した。