バスケットボールのBリーグは18日、世界最高峰の米プロNBAと提携することで基本合意したと発表した。千葉県船橋市で記者会見した島田慎二チェアマンは「NBAと一緒に、選手強化とビジネス面での発展を加速させていきたい」と話した。
NBAや下部Gリーグのクラブが主催する招待試合に、Bリーグの若手中心の選抜チームが参加できるよう、NBAの支援を受けることが柱。早ければ今夏の実現を目指す。青少年向けのバスケ教室の開催、商品の共同開発などにも取り組む。
Bリーグは昨年6月に発表した中期経営計画で、2030年までに5人の選手をNBAに送り出す目標を発表。10月には河村勇輝(グリズリーズ)がBリーグ出身選手として初めてNBAデビューを果たした。
島田氏は「多くの選手が海外を経験することにより、日本バスケの底上げになる。河村選手のようにNBAのスカウトの目に留まるような選手が出てきてほしい」と期待を口にした。