日本人で初めて国際サッカー連盟(FIFA)会長賞を受賞し、昨年12月に99歳で死去したスポーツライターの賀川浩さんの功績をたたえる記念展示会が19日、神戸市東灘区の御影公会堂で開かれた。
会場にはサッカーボールの形が組み込まれたFIFA会長賞のトロフィーが飾られ、取材する様子が写った写真など約30点の資料も展示。日本のサッカー記者の草分け的存在だった故人をしのんだ。
賀川さんが創設に関わった神戸フットボールクラブ(神戸FC)が主催。阪神大震災から30年の節目を迎えたばかりで、同時開催のイベントでは犠牲者に黙とうをささげた。神戸市出身の賀川さんも仕事場が倒壊するなど被害を受けた。