石破茂首相は19日、大阪市の人工島・夢洲を訪れ、大阪・関西万博(4月13日開幕)の会場を視察した。視察後、記者団に「必ず成功させることに向けて努力したい。チケットの売れ行きは決して心配していない」と述べた。首相が万博会場を訪問するのは昨年10月の就任後初めて。前売りチケットの販売が伸び悩んでおり、注目度を高めて機運の醸成につなげる狙いがある。
17日付で大阪・関西万博の名誉会長に就任した首相は「再び新たな日本をつくる場所になると実感できた」と強調した。チケット販売に関し「絶好調には至っていないが、あらゆる万博で最初は伸びない。リピーターを含め開幕後に増えていく」と語った。