二十四節気で最も寒いとされる大寒の20日、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮で毎年恒例の「大寒みそぎ」が行われた。男性はふんどしに鉢巻き、女性は白装束に身を包み、境内の池に入って身を清め、無病息災を願う。
午前10時過ぎ、10~70代の男女約150人が「エーイッ」と気合を入れ、水温12度の池に順次入り、それぞれ約10分間、肩まで漬かった。
水戸市の会社員大木芳則さん(50)は親子で参加し「冷たかったが、神聖な場所で気持ちは温まった」と話した。息子で高校3年の慧人さん(18)は「進路も決まり、物事の区切りとして参加できた。すっきりした」と震えながら語った。