自民党派閥裏金事件に関する参院政治倫理審査会が20日、開かれた。旧安倍派の岡田直樹参院議員は、派閥の政治資金パーティー券販売ノルマ超過分の還流資金を巡り、政治資金収支報告書に不記載とした理由について「派閥の指導があったことに加え、他の事務所の秘書からもそうした事例を聞いていたためだ」と説明した。
岡田氏は2004年に参院議員に初当選し、現在4期目。パーティー券の販売や管理に関して「事務所スタッフに任せていた」と弁明。報道によって発覚し、スタッフから報告を受けるまで不記載を認識していなかったと述べた。
参院政倫審の開催は今年2回目。岡田氏に続いて加田裕之参院議員も出席する。