長崎市の鈴木史朗市長は20日の定例記者会見で、トランプ氏の米大統領就任を巡り「ぜひ被爆地を訪問し、直接被爆の実相に触れていただきたい」と呼びかけた。就任後に広島市の松井一実市長と連名で、被爆地訪問を要請する方針を示した。
核大国の大統領として「核兵器に関する重要な決断を下すことになる」とし「(核を)使うとどういうことが起こるのか、自分の目で見て心で感じてもらいたい」と述べた。
トランプ氏は1期目の任期中、米国が旧ソ連と結んだ中距離核戦力(INF)廃棄条約から離脱するなど、核兵器廃絶へ向けた動きに逆行する政策をとった。