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就任前にトランプ氏に祝意 対米関係改善に意欲

共同通信 2025年1月21日 5時15分

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は20日、米国のトランプ大統領や新政権のチームがロシアと直接的な接触を回復させたいと発言していることを歓迎しているとし、就任式に先立ちトランプ氏に祝意を示した。安全保障会議で語った。ロシアのウクライナ侵攻を受け、冷戦後最悪に陥っている対米関係の改善に意欲を示した。

 トランプ氏は交渉によるロシアとウクライナの早期の戦闘終結に前向きな姿勢を示しているが、20日の就任演説ではウクライナにもロシアにも言及しなかった。

 プーチン氏は、トランプ氏が第3次世界大戦を許してはならないと発言していると述べ「われわれは無条件でそのような考えを歓迎し、大統領の就任を祝福する」と表明。ウクライナ侵攻を巡る対話に応じる用意があると改めて強調し「最も重要なのは危機の根本的な原因を除去することだ」と主張した。

 また紛争の解決は短期間の停戦や再軍備のための小休止であってはならないとし、この地域に住む人々の利益を尊重した長期的な平和であるべきだと指摘した。

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