自民、公明、立憲民主3党の政調会長は21日、国会内で会談した。24日の通常国会召集を控え、自民、公明両党が2025年度予算案を説明し、立民から要望を聞き取った。少数与党として厳しい国会審議が見込まれる中、3月末までの成立を目指し、地ならしを図る狙いだ。
会談に先立ち、石破茂首相は自民党役員会で「野党に賛成していただかないと予算案も法案も通らない」と述べ、野党の理解を得られるよう誠心誠意取り組む考えを重ねて示した。その後の政府与党連絡会議では「予算の早期成立を図っていきたい」と協力を呼びかけた。
自公は幹事長会談で、3月末までの予算成立に向けて協力する方針を確認した。
政調会長会談に自民は小野寺五典、公明は岡本三成、立民は重徳和彦の3氏が出席。小野寺氏は「与野党でしっかり政策面でも協議をした上で熟議の国会にしたい」と呼びかけた。重徳氏は「野党の意見をしっかり受け止めてほしい」と求めた。今後も3党協議を続ける。