21日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=155円台後半で取引された。
午後5時現在は前日比31銭円高ドル安の1ドル=155円67~70銭。ユーロは55銭円安ユーロ高の1ユーロ=161円48~52銭。
朝方は、トランプ米大統領が20日の就任初日から関税を強化する具体的な動きを見送ったことで、米国のインフレ懸念が後退し、ドル売りが優勢となった。一方、その後にメキシコ、カナダからの輸入品に対する関税を巡るトランプ氏の発言が伝わると、ドルを買い戻す場面もあった。
為替の変動が限定的だったことから「日銀が追加利上げを実施する確率も一段と高くなった」(市場関係者)との声も聞かれた。