石破茂首相は21日、自殺防止に取り組む東京都内のNPO法人を訪れ、生きることにつらさを感じている子どもや若者に向けた生成AI(人工知能)を組み込んだインターネットサイトを体験した。終了後、記者団に「子どもの自殺が増えており、非常に大きな課題となっている。どこからでも相談できる体制の充実へ政府としてできることはある」と強調した。
視察したのは「自殺対策支援センター ライフリンク」。AIサイト「かくれてしまえばいいのです」を試した。ゲームのような画面を操作し「人間関係が嫌になった」と「気持ち」をぶつけると、相手キャラクターが「少しでも話してくれたらうれしい」などと応じていた。