京都府警などの合同捜査本部は21日、他人のクレジットカード情報を不正取得したとして、割賦販売法違反などの疑いで、男子高校生(17)=神奈川県伊勢原市=を逮捕した。秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」のチャットから、カード番号などを不正取得する自作プログラムに誘導し、約7千件のカード情報を集めたとみている。
府警によると、高校生はカードの不正利用について情報共有するテレグラムのチャットグループに参加。「グループのメンバーも悪い人だから構わないと思った」と供述している。
逮捕容疑は昨年7~8月、チャット利用者にカード番号の有効性を確認すると偽って入力させ、6件のカード情報を不正入手した疑い。6件もチャット利用者が不正入手した情報という。
また、捜査本部は21日、他人のカードを不正利用してホテルに宿泊したとして、電子計算機使用詐欺の疑いで、住所不定、無職天野翔太容疑者(36)も逮捕した。
府警によると、天野容疑者が高校生が参加していたチャットグループを実質的に管理する立場だったとみられる。