【エルサレム共同】イスラエル軍は21日、ヨルダン川西岸ジェニンで大規模な「テロ掃討」作戦を実施し、パレスチナ通信によると8人が死亡、35人以上が負傷した。死傷者は増える可能性がある。ネタニヤフ首相は声明で「西岸での安全保障強化のためだ」と主張した。
ジェニンの難民キャンプには、イスラム組織ハマスなどパレスチナ組織の拠点があるとみられている。ハマスは攻撃に反発し、住民らに抵抗を呼びかけた。
2023年10月のパレスチナ自治区ガザでの戦闘開始以降、イスラエル軍は西岸でも攻撃を強化してきた。AP通信によると、ガザ戦闘開始以降の西岸での死者は800人を超える。