【ニューヨーク共同】米証券取引委員会(SEC)は21日、暗号資産(仮想通貨)を巡る規制見直しのため特別チームを発足させたと発表した。取り締まり重視だったこれまでの手法を転換し、明確な規制の枠組みづくりを目指すという。
SECは声明で、これまでは規制の枠組みがあいまいだったと指摘。「合法の線引きを巡る混乱が生じ、技術革新に不利で不正を助長する環境をつくり出していた」と見直しの背景を強調した。米商品先物取引委員会(CFTC)といった規制当局や海外の規制機関とも協議を進めるという。
大統領に就任したトランプ氏は仮想通貨に好意的で、業界からは規制緩和への期待が高まっていた。