【ダボス共同】国連気候変動枠組み条約のスティール事務局長は21日、スイスのダボスで開催中の世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)でのセッションで、トランプ米大統領のパリ協定からの離脱方針について発言。「世界で起こっている化石燃料から(再生可能エネルギーへ)の転換という大きな流れは止められない」との見方を示した。
スティール氏は「化石燃料からのエネルギー転換への投資額は昨年1年だけで2兆ドル(約310兆円)に上った。それが気候変動対策だけでなく、雇用創出や強い経済、エネルギー安全保障に貢献した。世界に向けたシグナルは明白だ」と指摘した。