イチローさんの米国野球殿堂入り決定を受け、地元愛知の関係者も喜びで沸いた。22日、同県豊山町の自宅前で取材に応じた父鈴木宣之さん(82)は「親としては良かったの一言」と感慨深げだった。満票での選出こそ逃したが「そんな完全な人間がいるのかという気持ちでいた。どこか欠けていてちょうどいい。ほっとした」と柔和な表情を浮かべた。
プロ入りする時に「品格ある野球人」と書いた色紙を渡したという。
愛知・愛工大名電高時代にコーチとしてイチローさんを指導し、現在は同校監督を務める倉野光生さん(66)は「とてつもなく大きなことを成し遂げた。いつも、びっくりさせられてばかり」と祝福した。