鹿児島県・奄美大島の龍郷町は22日、町内の「奄美自然観察の森」でヒカンザクラのピンクの花が咲き始めたため、開花を宣言した。昨年と同じ日だが例年より12日遅い。2月中旬に見頃を迎え、3月初旬ごろまで花見を楽しめそうだという。
施設内には約260本、周辺を合わせると約千本のヒカンザクラが植えられており、花見の名所となっている。中には五分咲きより、さらに開いている花もあり、メジロやミツバチが蜜を求めて飛来している。
宣言を行った同施設の自然観察指導員、川畑力さん(45)は「昨年の台風や暖冬傾向で開花が遅れた。きれいなヒカンザクラや観光名所を見てほしい」と誘う。