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「願い」込めて一筆啓上 日本一短い手紙コンクール

共同通信 2025年1月23日 10時54分

 丸岡文化財団(福井県坂井市)は23日、日本一短い手紙のコンクール「第32回一筆啓上賞」の入賞作品を発表した。テーマは「願い」で、集まった3万9164通のうち、兵庫県朝来市の今村明美さん(81)などの5作品が大賞に選ばれた。

 今村さんは、夫宛てに「私は『オイッ』じゃ無いから。耳が遠くなったから近くで『あけみ』と呼んでね。」と気持ちをつづった。

 山形県酒田市のみなみゆうきちゃん(4)は「ガリガリくんのあたりが7ほんあります。これでじいのびょうき、なおしてください。」と思いを表現。山口市の農業岡輝明さん(64)は「タケルが結婚します。婆ちゃん似の優しい人と自慢してたぞ。その時は目を開けろよな。」と、寝たきりの母への胸中をしたためた。

 福井県敦賀市の山岸誠さん(66)は娘宛てに「ええと、つまりそのう、黙って見守っていて欲しい。…父さん恋をした。」。群馬県伊勢崎市の高校生矢内蒼太さん(17)は「生きるのが辛かったとき、『俺のために生きてほしい』って。イケメンめ。救われたよ。」と友情をつづった。

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