【ワシントン共同】米国防総省は22日、トランプ大統領の指示を受け、国境警備強化のため約1500人の米兵を南部国境に追加派遣すると記者団に述べた。バイデン前政権下で派遣された米兵と協力して移民の不法越境の監視などに当たる。同省高官によると陸軍兵千人と海兵隊500人で、国境に同日向かった。
トランプ氏は就任初日の20日、不法移民の流入阻止に向けて国境に関する国家非常事態を宣言。国境に軍や国境警備隊を派遣して「壁」建設を進めるほか、不法移民の強制送還に乗り出す方針を明らかにしていた。
国防総省は米軍がヘリコプターや情報分析官も増派し、監視活動を強化すると発表した。