京成電鉄は23日、人工知能(AI)による顔認証で座席指定列車に乗れるシステムを、上野駅(東京都台東区)でメディア向けに公開した。改札を「顔パス」できる仕組みで、インバウンド(訪日客)増加に伴う混雑を緩和する狙い。上野―成田空港(千葉県成田市)間の特急スカイライナーで24日から利用できる。
事前にスカイライナーの予約サイトで顔写真を登録して決済し、改札でタブレット端末に顔を映すと、直近の出発列車の座席指定チケットが発券される。自分で座席を選んだり、直近以外の列車に乗ったりする場合は、窓口や券売機で購入する必要がある。
上野、日暮里、空港第2ビル、成田空港の4駅に設置する。