日本と北朝鮮の民間交流促進に向けて、これまで各地で個別に活動してきた市民団体をつなぐ全国組織「日本と朝鮮を結ぶ全国ネットワーク」(日朝全国ネット)が2月に発足することが23日分かった。終戦80年の節目に合わせ、各団体の知見を共有。北朝鮮による日本人拉致問題や核・ミサイル開発を巡って関係悪化が続く中、草の根の活動を通じて両国の相互理解推進を図る。
発足を主導する市民団体「フォーラム平和・人権・環境」によると、日朝交流を目的とする団体は全国に少なくとも50以上ある。ただ「横の連携」は少なかったほか、日朝関係悪化も影響し、全国的な運動にはつながりにくかったという。